バティニョールおじさん

バティニョールおじさん


私のオススメ度★★★★☆
☆2002年　フランス
☆監督・脚本：ジェラール・ジュニョ
☆出演：ジェラール・ジュニョ／ジュール・シトリュック／
ミシェル・ガルシア

☆ストーリー：時は1942年、ナチス占領下のパリ。エドモン・バティニョールは、肉屋を営むごく普通の男。彼は、口うるさい妻と世渡り上手な娘や、私欲に走ってドイツ軍に協力する義理の息子にも、できるだけ無関心を装っていた。そんなある日、隣人のユダヤ人医師一家が検挙され、図らずもバティニョールはそれに手を貸してしまう…。しかしその後、運良く戻ってきた少年シモンを戸口に見つけた時から、バティニョールの中で、何かが変わり始める。はじめは一晩だけシモンをかくまうつもりが、シモンの２人の従妹と一緒にスイスへの逃亡を助けることに。夜汽車での移動、厳しい検問など、命がけで難関を突破しながら子供たちとの心の交流を深めていく。そして、ついにスイス国境にたどり着いたが…。

☆コメント：ナチスによるユダヤ人迫害に関連する作品は、何度見ても心が痛みますね。
でも、この作品は悲壮感を全面に出すのではなく、バティニョールおじさんの『命がけの行動』が人間の良心に訴えかけているように思います。
おじさんとシモンの絆が深まっていく様子に心が温まっていきますよ。

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いとこのビニー

いとこのビニー


私のオススメ度★★★★☆
☆1992年　アメリカ
☆監督：ジョナサン・リン
☆製作：デイル・ロウナー他
☆脚本：デイル・ロウナー
☆出演：ジョー・ぺシ／マリサ・トメイ／ラルフ・マッチオ

☆ストーリー：大学生のビル（ラルフ・マッチオ）は大陸横断の旅の途中で殺人事件の容疑者にされてしまい、弁護士をしている従兄のビニー（ジョー・ペシ）に助けを求めることに。ビニーは婚約者のモナ・リサ（マリサ・トメイ）を連れ、勇んで法廷へと乗り出していくのだが……。

☆コメント：導入部の殺人容疑をかけられる経緯から「そう来るのか！」と、惹きつけられました。
婚約者リサとのやり取りは、まるで夫婦漫才のようだし、判事との会話では面白おかしく社会的批判の要素を取り入れて、最後まで笑いが絶えない作品になっています。
ビニーが後半では別人かと思うくらいに変貌する姿も見ものですｗ

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インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア

インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア



私のオススメ度★★★★☆
☆1994年　アメリカ
☆監督：二ール・ジョーダン
☆トム・クルーズ／ブラッド・ピット／
クリスチャン・スレーター／サンディ・ニュートン／
アントニオ・バンデラス／キルスティン・ダンスト

☆ストーリー：吸血鬼に魅入られ、不老不死となった青年が遂げる数奇な運命を描いたホラーロマン。
現代のサンフランシスコのとある部屋。マスコミでのし上がろうとする若者クリスがルイへのインタビューを始めるが、その内容は驚くべきものだった･･･
時は遡り18世紀末のニューオリンズ。フランス移民のルイは当時25歳。最愛の妻と娘を亡くして絶望する彼に、美貌の吸血鬼レスタトが近づく。首筋にレスタトの牙を立てたれたルイは、間もなく吸血鬼として蘇生する･･･。

☆コメント：『ドラキュラ・イン・ブラッド』を観たら、吸血鬼つながりで久しぶりに見たくなりました。いつ見ても、トム・クルーズもブラピも美しい。一見、『人間の心』を捨てられないルイの方が人間らしく見えますが、実はレスタトも人間らしい感情を持っています。ルイが『光』だとしたら、レスタトは『影』。どちらも人間には必要であり、二人は反面教師なんだと思います。１番最初に観た時は、ホラーということでビクビクしながら観てしまった映画ですが何度も観ていくと、この映画の本質などが分かってきて、深い映画だなぁって思います。

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